FC2ブログ
topimage

2018-08

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

彼女の戦場 - 2013.11.16 Sat

9期英雄戦(帝国対連邦)から戻ってすぐの一コマ。

-------------------------------------------

「……良し」

帰宅して直ぐにシャワーを浴びた後、休もうとするでもなく。
シエルは戦闘装束のリボンをきゅっと結んでいた。

場所はキッチン。
彼女の戦闘装束は、エプロンである。

今回の戦の彼女にとっての戦利品――ご当地レシピやその材料は、仲間がまだ戦っている最中に探してきたものなのだ。
手抜かりなどあってはならない。

戦よりも戦いに赴くような面持ちでレシピを手にすると、其処に書かれた内容は移動中に全て記憶している。最終確認だ。と言わんばかりにざっと目を通して傍に置き、彼女は彼女の戦闘を開始した。


頭に浮かぶのは唯一つ。
たった一人の声だけ。


もしかしたら食べて貰えないかもしれない、そんな事が頭を過っては手を止めかけて。
自分の知る――ずっと一番近くで見てきた相手ならば、要らなければ要らないと、話した時点で言っていると自分を叱咤するように、ただ一人を想って黙々とお菓子を作り続ける。

一品一品、増えていく度に時間は過ぎ、辺りもすっかり暗くなった頃。
最後の一品をオーブンから取り出して、粗熱を取る為に置いた時点で――彼女はその場にへたり込んだ。


味見もまだならラッピングもまだ。
したい事はまだまだあって。

けれど、気力だけで立とうにも、未だ本調子ではない身体は全くいう事をきかない。

「……冷めるまで……少しだけ……」

諦めたようにシンクキャビネットにその身を預けて、息を吐くように小さく呟かれた言葉は、そのまま寝息へと変わった。


-------------------------------------------

他の方々へのお菓子はこれとは別に作りますが、また別のお話。
流れ的にドライフルーツだけフライングしましたが、お土産はそれと一緒に後程本家で…!

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hakkaxx.blog.fc2.com/tb.php/95-08f3616d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ギルドイベント用 «  | BLOG TOP |  » 魔研さんより

プロフィール

白花

Author:白花

AUC(サクセス鯖)の片隅に生息する白花の日常的な事とか他諸々とかを綴ってるメモ帳。

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
部隊 (1)
会話 (53)
日記 (7)
絵 (9)
SS (6)
他 (5)
宝物 (16)
・ (1)

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。